伊豆諸島の中で最大の島で、伊豆半島からは25kmの位置にある。
また伊豆大島は火山の島としても知られている。
そんな伊豆大島の火山の三原山と火口を巡ってきた。
伊豆大島と火山
伊豆大島は火山の島と知られている。100〜200年の周期で大噴火を繰り返し、小規模な噴火も含めれば36年〜38年単位で噴火を繰り返している。最も最近の噴火は1986年でその際は全島民が避難する事態に陥った。
そして今でも噴火でできた火口や、複数のカルデラ、溶岩の跡などを見ることができる。
地球の不思議と火山のパワーを感じることができる場所なのだ。
そんな伊豆大島の火山に行ってきた。
火山、三原山を目指す
伊豆大島の火山が、島のほぼ中央に位置する標高758mの三原山だ。カルデラの形や火口がはっきりと残る火山だ。火口の周辺には神社や展望台、遊歩道などもあり、お鉢めぐりもできる。
それでは行こう。山頂口に駐車場があるのでそこに車を止め、歩いて向かう。
山頂までは徒歩で45分ほどだ。
この三原山は1777年の大噴火の際にできたものだ。
この日は雲ができたり、晴れたりしていた。山の天気は変わりやすいのだ。
伊豆大島にカルデラが複数あり、見えていた三原山は内側のカルデラで、今歩いてる場所は大きな外側のカルデラの中だ。
外側の大きなカルデラは1700年ほどの前の噴火でできたそうだ。
地面も溶岩なのだろう。黒い岩で覆い尽くされている。
大きな木は生えないようだ。
少し近づいた。
黒い跡があるのがわかるだろう。これは1986年の噴火の溶岩の流れた跡だ。
もし突然噴火した時に避難するための場所もある。
1986年の噴火の際の火口からの溶岩の先端部。
火口から吹き出た溶岩はここまで流れてきたのだ。
天候は変わりやすい。この日も雲できたり、晴れたりしていた。
霧に覆われそうーで覆われなかった、、
麓までは楽にいけるが、
火口までの登りは多少しんどい、、
振り返ると外側のカルデラが見える。
山頂に到達!!
そしてついに山頂に到着!
大きな岩がある。この岩は「大型のアグルチネート」というもので、溶岩の飛沫などが積み重なってできた岩だ。
1986年の際に火口の中心から縁まで流されてきたそうだ。
この岩はゴジラに似た名物の岩だ。
実は1984年に公開された映画の「ゴジラ」ではラストシーンにゴジラを三原山の火口に誘導して落とすというシーンだったそうだ。
そのこともあり、1986年の噴火の際にはゴジラの祟りではと言われたこともあったと言う、、
火口の周りには三原神社もある。この場所でお参りをしよう。
1986年の噴火の際には神社を奇跡的に溶岩が避け、被災しなかった。
大島の7不思議に数えられている。
火口を巡ろう
火口見学道と火口一周コースがある。火口見学道では火口のすぐ近くまで道が続いている。より近くで火口を見ることができる。しかし底は見えない。
では火口のお鉢巡りをしよう。ここからは砂利道になる。
しっかりとした靴を履いてこよう。
島の西側か?風が吹き付け、雲や霧がこの風によってできていたのだ。
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海や本州の山もわずかに見えた。
雲ができる瞬間だ!!
そしてさらに歩くと、島の東側の裏砂漠も一望することができる。すごい雰囲気だ。
まるで他の惑星のようだ。。
そして火口に最も近いポイントに!
底が見える!!迫力満点だ。
1974年以前はマグマが見えることもあったそう。残念ながら今はマグマはない。
この場所からは水蒸気が出ている。
マグマで熱せられた水蒸気がこの場所から吹き出ているのだ。
まだ三原山が活火山であることを感じる、、
すでに最後の噴火から32年が経とうとしている。周期を考えればあと数年で噴火が起こってもおかしくはないのだ…
こちも1986年の噴火の際にできた火口のようだ。
一周完了!!
火口を間近で見ることができた。また島の地形や、環境の違い、海や本州の方まで見ることができた。
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ぜひ火口のお鉢巡りをして火山の迫力と絶景の風景を満喫してもらいたい。
三原山トレッキング|伊豆大島ジオパーク